個人事業のホームページ作成のメリットとデメリット

メリットデメリットの天秤の画像

こんにちは!
個人事業のWebマーケティングコンサルタント、間実夏(はざまみか)です。

スマホでネット検索が当たり前の時代、個人事業者にとってホームページは欠かせない存在。

少し前までは、ブログやSNSだけでも、そこそこ集客できてたという人も多かったはず。

でも最近は、個人で起業する人や、会社員や主婦の副業、アフィリエイトやブロガーもどんどん増えていくにつれて、競合や同業者も増えていき、周りと同じようなやり方では簡単に集客できないという状況になりつつあります。

「ホームページがあった方がいい事は何となくわかるんだけど・・・」とホームページ作成に踏み切れないあなたのために、ホームページを作るメリットとデメリットについて分かりやすく解説します。

目次

ホームページを作るメリット

①名刺やパンフレット代わりになる

名刺を渡す女性の画像

お店の看板や口コミなどで名前を知ってもらえても、来店や購入に繋げられないケースがたくさんあります。

それは、中身が見えないからです。

今時、どこに行くか、何を買うか、何を選ぶかにおいて、まずはネット検索してから行動する事が当たり前になっているので、ネット上で情報が公開されていないという事は、比較検討の土台にも乗っていないという事になります。

すでに知っていて気に入ってくれているお客様がいたとしても、簡単に共有したり閲覧できるページがないと、紹介のチャンスも逃してしまう事になりかねません。

そうならないためにも、ホームページくらいは持っておいた方が、機会損失を最小限にする対策でもあります。

②安心感や信頼度アップのため

繁盛店や紹介・口コミで知ったお店などであれば、ある程度の信頼や興味を持ってくれているけど、全く知らないお店や知らない人からものを買う事は、みんな不安なもの。

そういう不安を払拭するためにも、ホームページの存在は重要な役割を果たしてくれます。

ホームページでメニューや事業内容、会社情報やお問い合わせ先などがある事で、最低限の情報収集をする事ができますし、そこに口コミや事例が載っていると、信頼度アップにも繋がります。

これがある事で、来店前や購入前の疑似体験をしてもらう事ができるんです。

実はこれがすごく大事で、ネット検索の段階で疑似体験できると、購入後のイメージなどを想像する事で安心して選んでもらえて、しかも高い確率でリピーターになってもらえたり、クレームや返品の可能性を減らす事ができます。

③集客・営業ツールになる

今となっては、”ネット集客”という言葉は一般的ですが、ホームページなどを持っていない小規模事業や個人事業では、知り合い経由の口コミや紹介、積極的にコミュニティなどに参加して個別にアプローチ・・・など、アナログな勧誘・営業方法で集客していると思います。

中には興味のない人にも、説明や説得の時間・労力をかけたり、強引な勧誘と思われて人間関係が悪くなったり、ストレスを感じながら仕事をしている人もいるかもしれません。

そんな中、ホームページの最大のメリットと言えば、情報発信をすることで、お客様の方から検索して問い合わせをしてくれる事です。

営業マンがあまりいない中小企業や個人事業では、ホームページをしっかり育てていく事で、優秀な営業の役割を担ってくれる存在になるので、集客や営業の手間を最小限にできるだけではなく、本業に集中できる時間を確保できるようになります。

④告知や宣伝ができる

スピーカーマイクの画像

ホームページなど、ネットを使えばリアルタイムで情報提供する事が可能です。

SNSやLINEなどと併用することで、募集や期日があるイベント開催の他、今すぐ見てもらいたい情報を発信したり、空いた時間を効果的に集客して埋める事ができたりもします。

もちろんSNSだけでもリアルタイムの情報配信は可能ですが、SNSを利用していない人も対象にすることを考えた場合や、画像や情報量が多い場合などは、ホームページという情報が集約されたメディアがある方が見やすく、より多くの人に告知や宣伝する事ができるようになります。

⑤ブログで集客できる

何かの関連キーワードで検索してきたユーザーは、見込み客として興味度合いが4段階に分けられます。

①ほとんど興味がない(興味度合い:低い)
②まだあまり必要性を感じない(興味度合い:中くらい)
③興味はあるけど欲しいとまでは思っていない(興味度合い:中くらい)
④他と比較したり迷っている(興味度合い:高め)

こういった検索ユーザーに対して、購入の後押しになるような情報提供やお役立ちコンテンツを見てもらう事で、より高い興味関心を持ってもらう事ができるようになります。

また、色んなキーワードで投稿ページを増やす事で、検索の入り口を増やす事ができるので、ホームページのアクセス数を上げたり、SEO対策を行う事ができるようになります。

⑥アクセス解析で検索ユーザーの興味関心事や行動が分かる

虫眼鏡とAnalysisの文字

独自ドメインでホームページを開設すると、Googleアナリティクスやサーチコンソールなどを使って、詳細なアクセス解析ができるようになります。

アクセス解析では、地域や年齢、性別などに加えて、どんな検索キーワードを使ってホームページにたどり着いたか、どのページがよく見られているか、各ページの検索順位、ページの閲覧順序など、色々なことが見えるようになります。

検索ユーザーの動向がわかると、ユーザーが求めている事やホームページの課題なども見えてくるので、対策や改善ポイントが見つけやすくなり、効果的にサイト内を見てもらったり、お問い合わせに誘導していく事ができるようになります。

ホームページのデメリット

①費用がかかる

ホームページの制作や運用には、費用がかかります。

自分でサーバー契約をしたり、Wordpressなどを使ってホームページの作成が出来る人は、少額で準備する事が可能ですが、好みのデザインや要望に応じたWebサイトを、webデザイナーや制作業者などに依頼して作ってもらう場合は、30万から100万円以上と高額になる場合もあります。

また作った後も、維持費や保守費用などが必要です。

個人で制作して運用する場合であれば、年間13000円くらいで運用する事が可能ですが、業者に依頼した場合などは、依頼先が提示する月額料金や保守費用などが永続的に必要になるケースも多いので、はじめに契約内容をしっかり確認してから制作の依頼などをするようにしてください。

②手間がかかる

自作の場合でも、業者に依頼する場合でも、文章や画像の用意などは、依頼側がやらないといけないケースが殆どです。

慣れない作業も多いせいか、ホームページを完成させる事がゴールになってしまったり、力や時間をかけすぎてしまう人も多いのですが、ホームページは完成してからが本番です。

集客のためにブログ投稿や最新情報を掲載したり、更新作業やメンテナンスなどの運用が必要です。

何かあった時の対応に不安がある方は、制作業者や専門業者との保守契約を結ぶ事をお勧めします。

問題やトラブルがあった時だけ、対応してくれる業者もいるので、事前に情報収集だけでもしておくと安心かもしれないですね。

③最低限のホームページの知識必要

ホームページで集客したり売上を増やすためには、ネットに関する基礎知識やホームページの運用スキルを身に付けたり、SEO対策についての理解があると、自身で対策や行動を考える事ができるようになります。

ネットやパソコンが苦手な人にとっては、ホームページやWebの勉強と聞くと、なんだか難しそう、大変そう・・・と思ってしまいがちですが、最近は初心者向けの講座やセミナーもあちこちで開催されているので、機会があればぜひ参加してみると少し身近に感じられるようになるかもしれないですよ。

どうしても苦手な人は専門業者などの力を借りながら、インターネットを活用した集客方法を上手に取り入れてみると良いと思います。

まとめ

ホームページを作るメリットとデメリットについて、いかがでしたでしょうか?

ホームページを作る事や運用していく事は、コストや手間がかかることではあるものの、「今時ホームページもないの?」と思われる事も多くなってきましたし、ネットを使って、最小限の手間で効率的に集客して売上を増やしていくためには、ホームページを作らない事の方がデメリットかもしれません。

そして、ホームページを使った集客効果は、すぐに出るものではないので、競合やライバル企業が少ないうちなど、1日でも早く始める事がおすすめです。

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