学校、仕事、人間関係において、外向的のように人付き合いが得意だったり、積極的な性格が重視されることがありますが、内向的な人には外向型が持っていない強みを持っています。
内向型の人は、次のような強みがあります。
- 高い集中力を発揮できる
- ひとつの物事に対して納得いくまで突き詰めることが得意
- 人間観察に優れている
- 冷静な判断でリスクを回避できる
- 多角的な視点と洞察力で複雑な問題解決ができる
このように内向的は集中力や深い洞察力といった特長を活かし、自らのポテンシャルを最大限に発揮することができます。
そこで、内向型が自分の強みを生かすための方法についてまとめたので、自分に自信が持てない、もっと自分の強みを生かして仕事をしたいという人はぜひ参考にしてみてください。
1. 自己認識と受け入れ
まず始めに大事なことは、内向的であることを否定せず、ちゃんと特徴を理解して受け入れることが第一歩です。
他人と比較するのではなく、自分自身を受け入れることで、自分の強みを見つけ出すことができます。
内向的な性格は弱点ではなく、1つ1つが個性や才能、強みです。外向型で社交的で人との交流を楽しむことが自然にできてしまう人たちと自分自身を比較すると、自分ができていないことの方が目につくことが多くなってしまいますが、比較するのではなく、自分を生かすという視点で自分の性格や特徴と向き合うことが大事です。
2. 集中力を最大限に活かす
内向的な人は一般的に集中力が高いとされています。この特性を利用して、仕事や趣味など、特定分野において深い領域に至るまで集中力を上げて没頭することができたり、細部まで気づくことができたりします。
人前で自分の意見や考えを発言することが苦手でも、情報収集能力や分析力、問題解決策を見つけ出すなどの才能を発揮することで、勉強でも仕事でも高いクオリティや成果を生み出すことができます。
一方で周りに合わせて何かやろうと考えたり、見本や正解があるようなゴールに向かって進むことを得意としない人も多いので、自分なりに自由な発想や考え、やり方で進めていける環境や周りの理解も合わせて必要になってきます。
3. 対話の質問力を高める
内向的な人は観察力が優れており、自分自身や他者のことをよく観察することが得意です。たくさんの質問を重ねることで、より深い洞察と理解、分析を得ることができます。
他者とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築くために、質問力を積極的に活用することをおすすめします。
また、他者との関わりが多い人は、他人の特徴や欠点、改善ポイントなどを見つける能力があります。それと同時に、自分自身に対して意識を向けることで自己理解が深まり、自分を上手に扱う方法を見つけたり、良い部分を引き出せるようになります。そのため、自己対話を通じて自分自身をより良く知り、受け入れていくことも大切です。
4. リーダーシップの新たなスタイルを発見する
①自立をサポートする方法
内向型は、人をまとめたりリーダーシップなど責任のある立場や役職を好まない傾向がありますが、実はメンバーや部下の強みを引き出すリーダーシップの方法は内向型の得意分野です。
一方的な指示出しや管理ではなく、主体性を大切にしながら、個々の能力やペース、強みを引き出しながら任せる方法で、一人一人が自立しながら自分の仕事に対して責任を持って進められる部下を育てることができます。
②高い目標達成意欲
内向的な人でも、高い目標を達成するために他人の協力が必要なら、人をまとめたり、人前で話すことも何としても遂行できるし、乗り越えるための努力ができる人が多いです。
高い目標を本気で手に入れたい場合に限り、この力は発揮されます。
5. 休息や自分の時間を大切にする
内向的な人は、やりたい事に対しては睡眠や食事など時間を忘れるくらい思考と集中力を発揮したり没頭することができる一方で、社交的な活動がエネルギーを消耗しやすい傾向があります。
これは考えることが得意で、人との交流が不得意とする部分なので、不得意・苦手と感じることに対して、通常の2〜3倍のエネルギーを消費しながら努力しようとするからです。
人付き合いや交流も大切ですが、自分の時間を十分に確保した上で、体力や時間に余力がある時くらいに留めておいたり、相手に気を使いすぎて周囲に合わせることばかりに意識を持っていくのではなく、自分自身の休息や回復に必要な時間を確保することも忘れないでください。
これができると、持続可能なパフォーマンスを維持することができるようになります。
6. 自分に合った自己表現の方法を見つける
直接的なコミュニケーションや人前で話すことが苦手な場合でも、内向的な人は文章や表現力を活かす方法や手段はいろいろあります。
仕事においては自分に意見や考え、調べたことなどをもとに、資料にまとめたりすることで相手や周りに、考えを伝えることができるし、やりたいことを実現するためには、ブログ、SNS、YouTubeなど様々な形で自分の考えやアイデアを発信し、他者とコミュニケーションを図ることができるので、目的に応じて自分に合った方法を見つけてみてください。
まとめ
内向的な性格の方が自らの強みを最大限に生かすためには、柔軟性を持ちながら、自分に合ったアプローチを見つけることが鍵となります。
他者と異なる視点を持っていること、他とは被らない独自の価値を発揮することは、多くの人の共感を得ることができないこともあるかもしれませんが、内向型にしかできないことがたくさんあるので、まずは自分の強みを知ることで仕事や将来につながる道がひらけてくるようになります。
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