私の人生の転機となった出来事、2つめは『結婚』です。
結婚によって何かが変わったのではなく、結婚するまでの間の出来事です。
手に入れたい物は永遠に同じものではない
私は10代から自由に生きてきました。仕事も住む場所も、その時々で自由気ままに生きていきたいと思っていたから「結婚」という束縛された物には興味がなかったんです。
友人達全員が「結婚向きのタイプじゃないよね。」と口を揃えて言いました。
そして私が24歳の時、「キャリアウーマンになりたい!」という漠然な憧れと夢を持ちました。
そのことを親や周りの友達に話すと、「学歴も経歴もないあなたを大企業が雇うほど世の中は甘くない!」と呆れられました。
しかし念願叶って社員5000名規模のIT企業に正社員として就職する事になりました。
当時は楽しくて働くというよりも、とにかく学ぶことが沢山あって、起きている全ての時間が仕事といっても過言ではない位、働き続けました。
そして30歳を目前にして突然、「結婚したい!」という願望が生まれました。
あまりにも忙しいだけの毎日が5年近く続いた頃、これがこの先何十年も続く事に、不安しか持てなくなったんです。
仕事もお金も安定も手に入ったけど、幸せや生きがいを感じられなくなってしまったのです。
そして当時、遠距離でお付き合いしていた人に少しずつ結婚の話を持ち出し、お互いに結婚の方向に話が進み、1年かけてどうするかを話し合い、仕事を辞め、引っ越しの準備を進めていく事になりました。
予想外の出来事
「覚悟が決まらないからもう少し待ってほしい・・・」
突然言われた彼からの言葉。
私は、会社を辞め、友達に結婚する事と引っ越しする事を伝えてみんなからの祝福モードの中、10日後には引っ越し、家の中は段ボールだらけの状況での電話での会話。
そして31歳の冬、仕事、キャリア、収入、彼氏が無くなりました。(住居は大家さんにお願いして更新させてもらいました)
その時に私がとった行動。
それは、泣き寝入りでも何でもない。(全てを終わらせた日の夜はやけ酒でしたが)
東京以外の場所で再出発しよう
突然思いついてみたものの、ここに住みたい!と思える場所も見つからず、これからの仕事もどうしよう?という状況。職を失い求人検索をしている私に飛び込んできたのは【勤務地:リゾート地】という求人募集。
早速応募して面接をクリアし、無事入社が決定。
こうして、私はリゾート会員権を売る営業職に就き、都内には殆どいない生活をスタートさせました。
新しい仕事、新しい環境、新しい人達、都内にいないし平日休みだから友達ともほぼ会わない生活。
(友達には気まずすぎて、結婚と引っ越しが無くなったことをなかなか言い出せずにいました)
そして入社5か月後に職場の先輩と付き合う事になり、その2か月後にプロポーズ、更にその2か月後に入籍、更に2か月後には妊娠・・・という、私がほしかった全てを1年以内に手に入れました。
人生の法則①と②の共通点
それは、人が本気で人生を変えたい時や、本気で望むものを手に入れたい時は
置かれている環境を全て断ち切る覚悟がないと何も変わらないという事。
同じ環境に居続けると、色んな事が当たり前になってきて、新しい出会い、新しい自分になる事や成長には、なかなか手に入らなかった。
そして私がこの2つの出来事から学んだことは、新しい何かを手に入れたいのなら、『固執しない』『決断と覚悟』『踏み出す勇気』が大切なんだという事です。
未来に自信がないときは、自分に自信がない時
私は常にできると思い、疑わずに行動します。
元々そういう性格とかじゃなくて、そうするようにしているんです。
友達にはいつも見切り発車だよねって言われたりします。
でも自分の要求や期待に応えられるのは自分しかいないから行動する以外の方法はないと思うんです。
そして人が新しい事に挑戦しようとする時、周囲の人達との関係が途絶える事があります。
「どうしたの?」「なんか変わったよね?」「そういう人だと思わなかった」
でも表面的な感情や言葉に流されては前に進めない。
関係が途絶えるのは、これからあなたが進む道には係わらなくて良い人達で、新しい場所には新しい人達がきちんと待っています。
自分を信じて挑戦し続ける。
辛かったり無理と思うなら途中で方向転換したっていいんだと思います。
進んでいるうちにやりたい事がかわる事だってあります。
常に人生の一番のライバルは「弱い自分」です。
欲しいものも望まないと手に入らないから、あなた自身が何を望んでいるのか、どうなりたいのか、何が欲しいのかを知る事がこれからの未来を変える第一歩になるはずです。
それさえ明確に見つかれば、誰だって必ず欲しい未来を手にすることが可能なんだと思います。
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