こんにちは!
個人事業のWebマーケティングコンサルタント、間実夏(はざまみか)です。
WordPressには、テーマという簡単におしゃれで見やすいデザインに変えてくれるデザインテンプレートがあります。
テーマは検索すれば無限にあるので、どれでも自由に選び放題な分だけ、
「どれを選べば良いのか分からなくて先に進めない・・・!」という人も多いのでは?
そこで今回は、WordPress初心者でも失敗しないテーマの選び方のポイントやサイトの目的別おすすめテーマをご紹介します。
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有料テーマと無料テーマの違い(メリット・デメリット)
多くの人が、最初に悩むポイントが、有料か無料かです。
無料テーマは種類やデザインも豊富で選択肢は沢山ありますが、有料テーマと比べると、ある程度の専門知識がないとデザインのカスタマイズができなかったり、マニュアルやサポートも不完全なのが主な違いです。
これに加えて、海外製と日本製のデザインテーマがあるので、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをまとめてみました。
メリット | デメリット | |
海外製テーマ |
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日本製テーマ |
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WordPressテーマ選びのポイント
初心者がサイト作りで重要視すべきポイントは、自分で編集したり運用できる事です。
これを踏まえて、テーマを選びのポイントは次の5つ。
- 目的別で選ぶ
- 人気のテーマを使う
- サポートがある(情報がアップデートされている)
- SEOに強い
- 好きなデザインを選ぶ
①目的別で選ぶ
WordPressで作れるサイトは、ブログサイトとコーポレートサイトの2種類です。
ブログサイトはブログがメインのサイトで、コーポレートサイトは事業案内や商品紹介・メニューなどをトップページに表示させるような作りのサイトです。
アフィリエイトやブログで集客したい場合は、ブログサイトで良いかと思いますが、会社やお店がある場合などは、トップページがカスタマイズできる、または事業案内などを簡単に作って表示できるテーマを選んだ方が、作りやすいと思います。
WordPressは、woocommerceというネットショップ機能を使って、ECサイトを作ることもできますが、キャッシュやカート機能をつけたサイトの作成や運用は、専門知識がないと難しいと思うので、個人でWordPressを使ってネットショップを作るなら、サイト運営に必要なプログラミングの知識か、業者に依頼する資金力が必須です。
ネットショップはジャンルにもよりますが、BASEやMakeShopなどを使うと、簡単にネットショップを開設できるので、WordPressとうまく役割を分けて連携して使う方が簡単に始める事ができます。
②人気のテーマを使う
人気のテーマを使うということは、オリジナリティというデザインに対するこだわりを諦めないといけない事になります。
でも、人気テーマには人気の理由があります。
それが見やすさや使いやすさ、何かあった時のサポート、ネット検索で解決できる情報量です。
ワードプレスの良さは、なんと言っても専門知識がない人でもホームページやブログサイトが作れるという点です。
それなのに、自分で作れない、更新や運用ができないとなると、制作から運用・保守まで全部業者に依頼しないといけない事になってしまいます。
お金に余裕があればいいかもしれませんが、自分のサイトは自分の好きなように作りたいという方は、ネット上で情報量が豊富なテーマ選びをする事で、困った事があっても、自分で解決できるようになります。
③サポートがある(情報がアップデートされている)
無料で使えるテーマは、個人のクリエイターさんが作っているものがほとんどです。
そして無料テーマのほとんどは、使い勝手が悪い仕様になっています。
なぜなら、有料版を購入してもらうためじゃないかなと思います。
まあ普通に考えたら当たり前ですよね。
ボランティアでテーマを作ってるわけじゃないし、まずはおしゃれなデザインで目を引いて、無料版でちょっと使ってもらって、ああしたい、こうしたいという部分を有料版で提供しているという仕組みです。
しかし、どんなにおしゃれなテーマでも、人気が出なければ情報もアップデートされないし、不具合があっても対応してくれなくなります。
最初のうちはサポートなくてもいいかなって思うかもしれませんが、ホームページやブログサイトって、コツコツと育てていくものなので、気づけばたくさんの情報が詰まった我が子のように特別な存在になっていきます。
そうなった時に、サイトが不具合を起こしても、誰も保証してくれないし、それまでの努力が消えてしまわないようにするためにも、サポートって重要なんです。
④SEOに強い
サイトを検索で見つけてもらうためには、SEO対策が必要です。
社名や屋号などで検索した時に、1ページ目に表示させる事もSEO対策です。
ですので、集客やアクセスアップだけを目的にしないサイトやホームページの場合でも、最低限のSEO対策や設定方法は知っておいた方が良いと思います。
SEO対策としてやるべきことはいろいろありますが、テーマでできるSEO対策は、Googleに見つけてもらいやすい構造設計、スマホ最適化(レスポンシブ対応)、サイトの表示速度やAMP対応やPWAなど、結構いろいろあります。
SEO対策の基本は、検索ユーザーのニーズを満たす良質なコンテンツなので設定だけの問題ではないのですが、SEOに詳しくない初心者でも設定するだけでSEO対策できる仕組みや機能がテーマに組み込まれている方がなにかと安心ですよね。
⑤好きなデザインを選ぶ
最終的な決め手はここじゃないかなと個人的には思うんです。
自分のホームページやサイトが好きじゃないと、更新したり、手をかけたりしたいと思わないし、使い勝手が悪かったり、他のサイトの方が良く見えてしまうと、ブログ更新も気が進まないものです。
サイトは作ってから、ブログを書いたり、情報を追記していくことで、本来の目的を果たす役割として機能するようになります。
なので、感覚でもいいし、デザインでもいいので、直感的に自分が好きになれるテーマを選ぶと後で後悔しないと思います。
おすすめのWordPress無料テーマ
私がおすすめの無料テーマは、CocoonとLightningです。
私は個人や法人企業を対象に、年間200件近いWordPressの作成やサポートを行っていますが、無料テーマにしたいという方は、ほぼこの2つのどちらかで作成しますし、お客様の方からも、この2つのどちらかで検討という方が多いです。
Cocoonは、ブログサイトを作りたい方におすすめ。
Lightningは、コーポレートサイトと言って、法人企業などのサイトにおすすめです。
▶︎Cocoonはこちら→https://wp-cocoon.com/
▶︎Lightningはこちら→https://lightning.nagoya/ja/
おすすめのWordPress有料テーマ
私がメインで使う有料テーマは、Affinger5、JIN、THE THOR、OPENCAGE、TCDの5つです。
Afiingerは、レイアウトなどのデザイン性もカスタマイズ性も良く、いろいろ柔軟に変更できる上に、SEOにも強い。
そして専門知識がない人でも、簡単にカスタマイズやおしゃれな編集ができて、マニュアルも豊富なので、初心者にこそほんとおすすめのテーマです。
THE THORはカスタマイズ性も高く、SEOにも強いサイトを作る事ができますが、管理画面や編集画面がちょっと複雑かなという印象。
使いこなせばいろいろできるサイトですが、慣れるまでに時間がかかりそうなので、おすすめ度はAfiingerの次くらい。
JINはブログサイトを作るならおすすめです。
シンプルで迷わせないデザインや、柔らかい印象が特徴で、基本的な編集機能やSEO対策機能は備わってるし、管理画面もわかりやすいので、こちらも初心者におすすめ。
トップページはブログ仕様になっているので、ブログメインのサイト以外には不向きかも。
OPEN CAGEは、デザイン性やカスタマイズ性は、JINには劣るけど、歴代の有名ブロガーやアフィリエイター達が使いこなしていた初代人気テーマでもあるので、カスタマイズしたい時や障害等の困った事があった時も、ネット上の情報量がとにかく豊富で安心。
このサイトも、OPEN CAGEのSTOKEというテーマを使用して作っています。
そしてTCD。
こちらは最初からデザインが完成されているテーマで、デザインを重視しながらも、制作や運用の簡易性を求める人にはおすすめです。
ただ、カスタマイズは割と高度な専門知識がないとほぼ不可能なので、こだわりが強い人や、ああしたい、これもやりたい!みたいに、オリジナリティは出せないので、そういう方は選ばない方が良いと思います。
各テーマの詳細やデモはこちら
WordPressテーマの選び方のまとめ
今回は、WordPressのテーマをどうやって選べばいいか迷っている方向けに、抑えておくポイントをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
無料、有料、人気、おしゃれ。
いろいろなテーマ選びの基準があると思いますが、サイトを持つ一番の目的がビジネスや集客や収益で、検索してもらうことや、たくさんの人に見てもらうことと考えると、無料よりも有料テーマ、海外性のおしゃれなデザインより使い勝手が良くて何かあった時も安心な日本性の国産テーマが安心かなと思います。
この記事がテーマ選びで迷ってる、悩んでいる方のお役に立てれば嬉しいです。
サイトの作り方については、メルマガ登録で無料ダウンロードできる【WordPressガイドブック】に細かく書いているので、こちらも参考にしてみてください。