小4娘が反抗期から一転、難関中学受験へ

娘が小学校4年生の時、

「学校の子達といてもつまらない」
「同じ歳の子たちと話が合わない」

洋服、遊び、好きな芸能人やドラマ。何もかもが噛み合わない。
陰口を言ったり、先生の前だけいい子になる二面性のある子が嫌い。
信用できる子がこの学校にはいない。

そう言って、友達を作らなくなりました。

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学校に居場所がなくなった娘

学校で一緒にいて楽しいと思える友達や、クラスに特別仲が良い子がいなかっただけで、いじめに遭ってたり、勉強が嫌と言うわけでもなかったので、学校を休んだり不登校になるということはなかったけど、習い事も全部辞めてしまって、友達と遊びに行くこともない。

毎日が暇で、娘は私のスマホでTikTokやYouTubeを見る時間が増えていきました。

やがて、インフルエンサーや推し活に夢中になり始めました。メイクやファッションに興味を持ち、推し活のためにお金が必要だと言い出す。不用品をメルカリで売ったり、SNSで繋がった人と遠くまで会いに行こうとしたり。小学4年生の行動範囲を、明らかに超えていきました。

注意するたびに衝突し、大声で暴言を吐いたり、ものを投げたり。いわゆる反抗期のような日々が始まりました。

やらせてあげたい気持ちはある。でも、まだ4年生。

SNSで知らない人と繋がって犯罪に巻き込まれたら。

誹謗中傷のコメントを見ても「気にしてない、なんとも思わない」と言う娘。でも、子供の精神状態に良い誹謗中傷なんてあるはずがない。そう思い、SNSを制限していきました。

そして、ある日。

カード会社から「不正利用ではないですか?」という連絡が入りました。娘が私のクレジットカードを使って、ネットで高額の買い物やゲーム課金をしていたのです。

3日で30万円のカード利用がきっかけで…

今の娘があるのは、私の影響や私の関わり方が起因している、だから全部受け止めよう、とことん向き合おう、そしてちゃんと軌道修正していこうと思ったんです。

そして、環境から変えることが大事だと思い、一緒に過ごす時間を増やしました。

休みのたびに毎週のように旅行や自然に触れる場所に行ったり、一緒に出かける時間を増やして、スマホの中だけじゃなく、いろんな世界を見て、体で感じて、未来についての話をよくするようになりました。

そこには私の意図もあったんです。

今の環境と人との関係を変えるために、「受験をしてみたら?」と提案したのです。

娘は半年悩んだ末、小学5年生から受験することを決めました。

偏差値30台からのスタート

周りは3年生や4年生から始めている子も多かったけど、何か打ち込めるものがあればそれでいいと思ったんです。

入塾テストは偏差値30台。相変わらず、塾でも孤立して友達は作らなかった。毎日勉強を頑張ってもなかなかテストの点数は上がらず、成績もクラスで下の方。

それでも、娘は本人なりに努力を続けました。

5年生の終わりの頃、娘は一番上のクラスに行くことができたのです。

そして本格的に志望校を決める時期が来たときに、娘が決めたのは地域でトップ10以内の難関校。

当時の成績では厳しい状態ではあったけど、あと1年ある、本気でやったらできると思い、娘は全力で頑張る、私は全力でサポートをしようと決意しました。

そして1年後。

無事、合格をして入学することができました。

今の学校では、友達もたくさんできて、勉強や部活と楽しいと思えることややりがいが持てることももたくさん見つけられて、親子関係は信じられないくらい仲良くなりました。

仲良くなりすぎて、まだ中学1年生ではダメなことや早いと思うこともたまに要求してきますが、年齢や自制の線引きをちゃんと伝え、今はまだ早いということを伝えると、一瞬怒ったり悔しそうな表情を見せますが、1時間くらいで気持ちの中で折り合いをつけることができるようになって、以前のように怒鳴り散らしたり、心を閉ざして話さなくなるということはなくなりました。

子育ては常に新しい挑戦と学びの繰り返し

この経験から学んだことは、子供の未来には親のサポートは不可欠だって確信したこと。

そして不可能なんてない。なんだって、本気で望めば行動も未来も変えていける力を誰でも持っている。

娘と反抗期・受験を乗り越えた1年半が、私に教えてくれました。

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