こんにちは！個人事業のWebマーケティングコンサルタントのはざまみかです。
せっかく起業するなら失敗したくない！
みんなそう思っているはずなのに、なぜか流れは失敗してしまう方向に行きがちな女性の起業。
一体なぜなのか？
では早速、分かっているけどハマってしまいがちな５つの落とし穴をご紹介します。
起業を1年以内に廃業させたくない人が絶対気を付けた方がいい落とし穴
落とし穴その１：主婦起業は楽しいサークル活動？
個人で起業したり、フリーで仕事をするって結構孤独だし、分からない事や悩みごとを相談できる環境もなかったりすると、同じく個人で独立して仕事をしている誰かと繋がりたくなったりするもの。
それに、一人で頑張るってなかなか難しい、誰かと一緒に励まし合ったり、協力し合ったり、刺激し合ったりする方が頑張れるし、楽しく仕事できる。
でもサークル感覚で友達や同業の仲間にお客さんになってもらったり、お互いに行ったり来たりする「さくら活動」を続けてしまうと、全くお金が残らないという図式になってしまうので要注意！
多くの人は、”そこから人脈やご縁が広がったりするかもしれない”と淡い期待してしまいがちですが、５０００円以下など単価の低い内容ならなおさらの事、儲からないし続かない。
女性や主婦の起業は、「お付き合い」や「繋がり」が重視され過ぎていて、なかなかそこから抜け出せない。
趣味の起業は特に同業と繋がっても、同じスキルだけしか持っていない者同士では協業や成長には繋がらないというのが、私の見解です。
今のあなたは「人に与えるもの」と「人から奪うもの」、どちらが多いですか？
ビジネスとしての理想的な関係は、お互いに必要なものを補い合える関係じゃないかと私は思います。
個人起業にはやらなければいけない事が沢山あります。
例えば教室事業でいうなら、レッスンや開催準備以外にも発注作業、広告の作成、集客活動、ブログやHPの更新、写真撮影、予約管理、顧客管理、経理作業など他にもやる事はいっぱい。
余裕があるなら全てを独学で勉強するのも楽しいかもしれないけど、苦手な部分は得意な人の力を借りて仕事をする方が効率も良いし、本来やるべき事にしっかり集中できるので、価値やクオリティも上げられます。
楽しみとしてのお付き合いと、ビジネスとしてのお付き合いをちゃんと見極められるようになる事も、経営者に求められる資質だと思います。
落とし穴その２：開業資金が・・・ない
開業資金があるか無いかは、売上を作るスピードやその後の収入自体も大きく左右します。
起業って実は結構お金がかかります。
仕入れや広告・宣伝費、交際費、経営や集客についての勉強も必要だったり、Webサイトなどにかかる運営費まで軽く見積もっても３０万～５０万円はかかります。
とはいっても、お金だって無限にあるわけじゃないので、開業初期に必要な投資、新規集客に必要な広告費、売上拡大に必要な追加投資、というように、段階を考えて、必要なものから順番に出資しながら利益を作っていく仕組みを考えていく必要があります。
私は趣味教室で起業して２年ですが、起業初期は開業準備に３０万円位、その後の利益は全て必要な投資に使ってて、現在までで軽くこの数倍の金額は使っています。
起業とは自分と未来への投資です。
だから投資できる資金がない人は、まず自分でしっかり開業資金を貯める事から始めてみる事をお勧めします。
落とし穴その３：「起業＝自由＋楽しい♪」という方程式への憧れと期待
私が知っている起業というのは、楽しい事はほんの一部で、努力をしている事の方が圧倒的に多いです。
もしかしたら、これが想像出来る人は安易に起業しないのかもしれません。
でも全て自分で考えて、行動して、結果がでるからこそ、狙った通りの成果が出たりすると物凄く嬉しいし、喜びも楽しさも尋常じゃない。
確かに起業は、自由も楽しさも、無限の可能性も、上限のない収入も手に入れる事が出来る。
でも、それだけじゃない。
沢山の苦悩、壁、迷い、ストレス、自分との闘い、常に学び続け、成長し続けていかないといけない。
そして成功の答えは常に自分で見つけないといけない。
経営者になると、会社の上司や先輩みたいに、分からない事を聞けば親切にあれこれ答えてくれる人はいない。
情報だって全てお金で買わないと手に入らないし、時にはお金を払っても欲しい情報が手に入らない事だってある。
何が正解とか、成功法はこれ！とかがないから、全て自分の判断と責任で決めていかないといけないんです。
楽しそう！とか、私にもできるかも？みたいな感覚からスタートすると1年廃業だけじゃなく、貯金がなくなっていくだけになってしまうので、せめてやりたい事や売りたい物をきちんと決めてからスタートする事をお勧めします。
落とし穴その４：数字に弱い
経営者にとってこれは結構致命傷。
どんぶり勘定、帳簿の付け方を知らない、利益計算が苦手、商品の値付けが曖昧。
仕事はボランティアでも慈善事業でもない。
マネタイズ（収益化）できないと意味がないし、それってつまり起業する意味が無いといっても過言ではないと思う。
利益を生む仕組みやビジネスモデルを考えないで、なんとなく始めてみたり、なんとなく目先のやらなければいけない事にばかり流されてしまうと、資金はどんどんなくなってしまいます。
そうならない為にはどうすればいいのか？
まずはちゃんと収益が確保できるビジネスモデルを作る事が大事。
何をいくらで仕入れて、経費がどれ位かかって、売上から経費を除いた利益がいくら残るかという単純な計算です。
そして年間と月間の数字目標を立てて、目標に沿った行動を日々とっていく事です。
あとはまめに進捗管理をして、達成していない時はリカバリプラン（修正案）をうったり、やるべき事をやりきって結果が出るまでやり続けるだけです。
そして振り返りも大事。
なんで達成できなかったのか、失敗要因を考えて、次回に活かしていく。
こうして自分なりのやり方と成功法を見つけていくんです。
落とし穴その５：SNSという独特な世界
SNS起業という言葉があるように、女性起業ではSNSを活用して宣伝したり告知したりする方法がわりとスタンダードになっていたりします。
毎日投稿する事が実際にお客様や数字を作る上で重要なキーポイントになってくる・・・とも言われたりしますが、例えばFacebookなんかだと、自撮りで顔を売ったり、毎日同じ人の投稿を何度も見なければいけなかったり、儲かってますアピールや楽しいアピールがすごかったり・・・と、投稿する人も、投稿を見る人も、言葉の奥にあるセールス目的の利用に対して、嫌悪感を抱いている人や拒否反応を示す人もいます。
私もFacebookとInstagramやってます。
自撮りもするし、何か発信したい事がある時は投稿するし、たまに告知もします。
でも、基本的に集客関連は広告費を支払って広告を出しているので、積極的にSNS投稿を増やしたり、告知ばかりをしません。
なぜなら私の場合は趣味教室とコンサル事業を合わせて、起業から現在までの１年半で４００人以上のお客様を集客していますが、ほぼGoogle・Yahoo検索、広告サイトだけで集まっているからです。
SNSやアメブロで繋がっていて申し込みをしました！という人はいません。（残念ですが事実です）
知人友人でも、聞かれたり需要があれば簡単な宣伝はするけど、売り込みはしません。
知り合いに売り込むのは１８歳の時にやった生命保険の仕事で嫌な思いを散々したので、もう絶対にやりたくないし、私が友達に欲しくない物を売り込まれたら、きっと嫌な気分になるので。
それに、私は母親でもあります。
だからママ友に営業したり、何かに勧誘したり、SNSでセールスばかりの投稿をしていると、子供になにかとばっちりが行きそうでそれは申し訳ないなって思うんです。
私はどう思われてもいい。でも家族がいて、母親という立場でもある。
だからこそ、必要としてくれる人にだけ見つけてもらって、商品やサービスを提供するという仕事の仕方は崩したくないって思っているし、私の働き方のこだわりの部分です。
他人の投稿に振り回されたり、感化されすぎないように自分自身をしっかりもって仕事をしてみてください。
もしもあなたにとって良い影響がないと感じるなら、やらないという選択肢を取る事もまた１つの答えです。
まとめ
ちゃんと自分の得意な事や好きな事、経験のある分野での起業をしないと、なかなか先に繋げられず1年以内に廃業・・・で、「起業経験があるだけ」という結末になってしまいます。
好きな事や資格を活かして働いたり、時間や場所にとらわれない働き方は、忙しく時間がない主婦にとってはすごく理想だと思います。
限りある時間の中で最大限の利益や収入を生み出す。
これを理想や夢、もしくは非現実的と思うか、行動という選択をとるかはあなた次第。
でも起業に興味がある人も、無理だと諦めている人にも、知ってて欲しいなと思う事がある。
起業は賭けじゃないし、才能がある人だけが成功するわけでもない。
地味だけど、結局コツコツ努力し続けた人が結果を出せるのが起業だと思います。
会社や職場には色んな方針やルール、評価があって、人間関係だって自分とは合わない人だって沢山います。
そんな中で仕事をしていく事は結構ストレスもかかるし、やる気のある人・ない人、仕事の早い人・遅い人、努力する人・しない人と一緒に働いていると、こっちもそのペースに巻き込まれてしまったり、雰囲気にのまれてしまって、やりたい仕事やパフォーマンスだって最大化できない。
初めは起業を成功させる自信なんかなくたっていい。
ただ、起業を成功させているイメージが想像できるなら、やり方と方向性だけ間違わなければ、ちゃんとその結果はやってくるんです。
