こんにちは!個人事業のWebマーケティングコンサルタントのはざまみかです。
今時の起業って、そんなに資金をかけなくても、会社を作らなくても、誰でも気軽に簡単に始める事ができます。
やりたい事、挑戦してみたい事など、夢や希望に溢れていざ起業してみても、理想の収入は手に入っていないという人も多い起業という世界。
女性起業で成功して継続していける人はほんの5%と言われているくらい狭き門で、『起業したい!』という熱い想いだけではなかなかうまくいかないのも現実。
個人起業は、始める時の動機や目的次第でも、どれだけ早く理想に近づけられるかが左右されます。
例えば、このような事で悩んだことはありませんか?
- 好きな事で起業を初めたはずなのに、逆に仕事の悩みやストレスが増えた
- やる事がたくさんあって毎日忙しい割には、あまり利益が出ていない
- 充実した毎日を送ってるけどいまいち心が満たされない
- 家事や育児との両立をしたくて個人起業したのに両立できていない
- 起業前のワクワク感とか、起業初期のような充実感をあまり感じなくなった
これは全て、私がこれまでに感じて乗り越えてきた悩み事でもあるんですが、この記事では、「起業したけどうまくいっていない気がする」と感じたり、「この先続けていく事を不安に感じている」という方に、私の失敗経験から”起業を成功させるために見直すべき3つのポイント”をご紹介します。
[toc]
起業成功への見直しポイント1:あなたの起業は誰の為?
成功や失敗、うまくいっているか、そうじゃないかの基準は人それぞれです。
でも、仕事を始めようと思ったときは、きっと沢山の人に商品やサービスの魅力を知ってもらいたと思って始めたはずだし、必要と感じている人達に届けて幸せにしてあげたいと思いませんか?
私が思う起業という働き方は、自己満足や自己利益よりも、自分を必要としている人を幸せにしてあげるという考え方自体の優先度が先で、その対価としてお金をもらう=結果として仕事になるんだと思っています。
× 自分の利益→お金→仕事→他人の幸せ
〇 他人の幸せ→仕事→お金→自分の幸せ
順番がなんなの?
結果としてどっちも同じ事じゃないの?
・・・って思うかもしれませんが、この思考や考え方こそが、仕事の成功と失敗の分かれ道にもなると思っています。
例えば、私が会社員やパートで働いていた時は、自己利益やお給料(お金)のために仕事をしていました。
特に私の場合は、営業職だったので、売り上げが上がれば歩合も沢山つくという理由から、お金にならなそうで面倒くさそうなチームプレーのプロジェクトとかは絶対にやらないと拒否していたし、先輩や上司のサポートを受けた契約は売上が折半になったりするのも嫌で、社内では仲のいい友達もいないような完全に孤立した営業マンでした。(←人間として最低・・・)
その代わり、どの会社でも業績はまあまあトップクラスです。
私は、会社=仕事をしてお金を稼ぐだけの場所だと思っていました。
だから、昇格して仕事が増えることも、新人の育成にかかわる事も無駄な時間と思ってたからどちらも拒否したし、寝る間も惜しんで沢山の壁を乗り越えるために血の滲むような努力をして得た知識やノウハウを、親のお金で呑気に生活してきた学生上がりに教えるなんて絶対嫌だったし、愛社精神はゼロで会社に思い入れも未練もないので、自分にメリットや利益がなければすぐに転職していました。
(いやぁ・・・今振り返っても本当に最低な人間でした)
でも自分で経営権を持つ個人起業の場合は自分の利益を最優先させてしまうと、本質的な部分を見失ってしまい、お客様が求めているものが見えなくなってしまいます。
そうするとお客様が集まらない、モノが売れないという負のスパイラルが起こります。
集客や資金問題、働き方や売り上げの伸び悩みなど、色んな壁や悩みにぶつかっていくと、段々視野が狭くなっていって、本来一番見なければいけないものが見えなくなってしまい、迷走してしまう人もいます。
あなたを必要としている誰かを幸せにしたい。
その思いこそが、未来のお客様に伝わったり響いて、モノが売れるという流れが出来上がります。
だからこそ、誰の為に働くのか?という考え方は、商品やサービスの品質や個人起業の先行きや売上を左右するといっても過言ではないと思うんです。
起業成功への見直しポイント2:売上目標と商品価格のバランス
起業して個人で仕事を始めるという事は、少なくとも好きなことか、得意なことのどちらかを仕事にしているはず。
それに、あなた自身がすごくいいと思った理由やきっかけがあって、その感動や幸せになった経験を誰かと共有したり、必要としている人に教えてあげたいという気持ちがあるからだと思います。
実際に起業しようと思ったときに、どんな内容の商品やサービスで、いくら位で、どういう売り方をするかなどを考えるはず。
この時、なんとなく市場調査をして同じような仕事をしている人を基準にしたメニュー内容にしてしまうと、理想とギャップは永遠に埋まらない働き方をして苦しむことになります。
この思いこそが、自分は成功していない・・・と感じてしまうんです。
例えば、自宅でエステサロンを開業したいと思っている2人がいるとして、それぞれの起業前の動機はこんな感じだとします。
Aさんは、「適当なパートの仕事をするくらいなら、好きな事で起業したい」
一方Bさんは、「子供の塾大や受験代を賄える以上稼いで、お金の心配をしないようになりたい」
同じ業種で同じ働き方でも、目指している収入額が違えば、メニュー内容も集客方法も全て変わってくると思いませんか?
もし子育ての合間の時間だけで月10万円位稼げたら十分だったら、1万円のコースを10人集客すれば達成します。
でも、会社員以上の収入が欲しかったら、最低でも1万円のコースを25人とか集客しないといけない。
毎月25人集客することが現実的に難しいなら、もう少し高額商品を考えたり、化粧品などの物販を検討したりとメニュー作りも色々考えないといけない。
起業の目的が、サロンのチェーン展開や会社経営だとしたら、自宅サロンでコツコツと集客して売り上げを増やしていく方法よりも、アクセスの良い立地にサロンをオープンさせたり、従業員を育ててサービス内容を展開していく経営方法とかを考えていかないといけないし、そのためには資金力と経営や税金の知識なども必要になってきたりします。
このように、目標や理想としている収入や働き方を基準に、メニュー内容や価格を考える事はすごく大事で、理想と現実が一致していない事こそが、成功していないと感じる要素だったりするんじゃないのかなと思います。
起業成功への見直しポイント3:日々やるべき事を逆算思考で考える
起業したら、月にいくら位稼ぎたいとか、何人集客したいとか、予約でいっぱいにしたり満席にする事など、目指している数字的な目標があるかと思います。
もしくは目標とまではっきり決めていなくても、何となくこれくらい稼げたらいいな~くらいの指標のようなものはあるはず。
売上や目標を達成させるためには、目標の数値の他に、
目標達成のために必要な行動内容を決めて行動計画を立てる事が大事。
またまた私が営業で働いていた時の話になりますが、営業はまず最初に会社から予算や売り上げ目標という数字が下りてきます。
それを上司が営業社員にそれぞれ割り振って、営業マンは自分に与えられた予算を達成するためのアクションプランというものを立てます。
アクションプランとは?
アクションプランというのは、予算達成のためにやるべきことを数値化した行動計画のことです。
例えば、月間3000万円の契約を達成するためには、300万円の商品を10件成約しないといけないわけです。
月に10件の契約を達成させるためのアクションプランとして、
- テレアポ1日100件×20日間
- 新規開拓1日10件×20日間
- 見込み客リストからの訪問月20件
- キャンペーンやイベントを3カ月に1回開催
- 自己学習やスキルアップのためにe-leaningや講座に参加
などといった日々やる事を書き出して、提出して、これを上司が進捗管理する・・・という流れです。
確実に数字を作るという事はこういう事なんですが、もう少しゆるくていいんだけど・・・という人なら、せめて目標の数字を作るためには、どの行動が予約や売り上げにつながるかをちゃんと考えて、どの行動が最優先なのかまで考える事がすごく大事です。
- メルマガ登録なのか?
- 予約や問い合わせ件数なのか?
- SNSのフォローや読者登録を増やすことなのか?
- ブログのアクセス数やPV数を増やすことなのか?
上記を考えるだけだとまだまだ不十分で、もう一歩踏み込んで、これを達成するためにあなたが日々努力することでできる事まで落とし込まないと意味がありません。
- 1日1投稿、ブログを書くことなのか?
- SNSを毎日3回投稿することなのか?
- 毎日100人のSNSフォローとかをするのか?
- 異業種交流会やセミナーに参加して、月に100枚名刺を配る事なのか?
アクションプランとして正しいかどうかの基準は、①数値化できていて、②自分の努力次第で出来る事で、③他人でも進捗率が確認できる行動内容であることです。
- 認知を増やすため
- 集客するため
- モノを買ってもらうため
- リピーターになってもらうため
それぞれの目的に応じてやらないといけない事を明確にして、行動していけばちゃんと結果が出るようになります。
夢を叶える手帳術とかでもあるように、逆算思考こそが目標を達成させるための重要なカギになるんです。
まとめ
私の経験を元にした起業を成功に導くための3つの見直しポイントは、参考になったでしょうか?
1つ目の『起業は誰のためにするか?』を考えることは、商品やサービス内容の見直しです。
2つ目の『売り上げ目標と商品価格のバランス』は、稼ぎたい収入に届く内容になっているかが見直せます。
3つ目の『日々やるべき事を逆算思考で考える』は、行動内容と優先順位の見直しです。
高い目標を持ったり、理想を描く事は大事なことだけど、起業初期に軌道に乗せるまでにやる事というのは、まずは足元や基盤をしっかり固めていくことが、今後の売り上げを大きく左右することになるし、欲しい収入が得られてやりがいも感じられたら、新しい投資やチャレンジもできるし、自由度も上がって、もっともっと仕事が楽しくなるはずです。
個人起業は、自分に合った柔軟な働き方や商品を作る事が最大のメリットです。
せっかくすべてが自由に決められる起業という働き方を選択したのなら、あなたに合った理想の働き方が実現できるようにしてみると、今よりも迷いや不満はぐっと減らせるようになると思います。